介護職員が辞めた理由はなに?

介護職の退職する理由を毎年、公益財団法人介護労働安定センターがアンケート集計していますので「令和3年度 介護労働実態調査」から前職の介護職がやめた理由が以下の通りになります。

前職の介護職が辞めた理由

1位職場の人間関係に問題があったため

2位結婚・妊娠・出産・育児のため

3位自分の将来の見込みが立たなかったため

4位収入が少なかったため

5位他に良い仕事・職場があったため

となっており、それぞれの理由を見ていきましょう。

  • 職場の人間関係に問題があったため

介護業界の転職の理由として一番多いのは人間関係の不満にでした。こちらの理由は毎年上位に入ってくるほどの多い理由になりますね。

特に、同僚とのトラブルよりも上司とのトラブルにより、職場にいるのが苦痛に感じ転職を考える人が多いです。

  • 結婚・妊娠・出産・育児のため

介護業界では、男性よりも女性の人数比率が多い為、この理由が入りました。結婚や出産を機に引っ越しを考えたり、引っ越しを行うことになり転職を考える方が少なくないです。

また、介護は利用者を抱えたりする場面もあり、妊娠した場合は、影響が無いように休職に早く希望される方もいるようです。

そして、子供が生まれ子供が小さいうちは仕事の時間帯が合わせれない事や、子供の体調面で休みがちになったりするため、退職になる事があります。

  • 自分の将来の見込みが立たなかったため

こちらの理由は男性の理由の一番多い理由になっています。次にランクインしている「収入が少なかったため」と理由は同じになると思いますが、事業所によっては給料が安く家庭を持てるのか不安を抱いている人が少なくないです。

  • 収入が少なかったため

上記と同じ理由が当てはまります。

介護職は給料が低い事業所も多い為、今後の生活に不安を抱えるようになり退職を考得ていく人も少なくないです。

また、事業所によっては、管理職や役職の枠が埋まっているため、昇給が望めないという施設も多いです。

  • 他に良い仕事・職場があったため

介護職に就いた理由として、公共職業安定所ハローワーク)からの紹介や、手に職を付けたいという理由で就職される方が多い為、今働いている施設より良い給料や福利厚生があるところに転職する傾向が多いです。

辞める理由はさまざまですが、この上位はほとんど毎年変わらない傾向になっているので、これらが介護の問題点になるのではないかと思われますね。